本ホームページは、千葉県内の公民館で歴史講座を営んできた永原実氏(ながはら・みのる 1931~2012)の講演録を公開するために開設しました。

 

永原実氏
永原実氏

 永原実氏は、昭和28(1953)年、読売新聞社に記者として入社。山形、甲府、新潟の各支局長、北陸支社報道部長などを務め、平成5(1993)年に定年退職しました。

 記者時代から日本の近現代史に強い関心を抱き、仕事のかたわら関係書籍や文献を読み重ねてきた永原氏は、定年退職翌年の平成6(1994)年、市井の歴史研究家として、地元船橋市の公民館で自前の歴史講座をスタートさせました。

 1か月に1回2時間の講演というスタイルの歴史講座は、地元で好評を博し、近隣の公民館からも講座の開設を求められ、3年後には船橋、鎌ヶ谷、習志野の3市4か所の公民館で講座活動に取り組むようになりました。

 

 歴史講座は、初回の「明治の外交」から、昭和20年の「八月十五日 戦争終わる」、そして最終回「総括 明治から敗戦まで」の計54回にのぼります。月1度のペースのため最終回まで4年以上かかる息の長い歴史講座を、永原氏は17年間にわたって続けてきましたが、平成24(2012)年1月24日、急性心不全のため亡くなりました。享年81でした。

 

 《明治維新から日露戦争の勝利まで、明治の先人が営々と築いた繁栄を、昭和期の日本はなぜ台無しにしてしまったのか。太平洋戦争に至る過程を省みることは、今の時代を生き抜く有益な糧となるはずだ》

 

 そのような思いで永原氏が地道に続けてきた歴史講座ですので、その中身を多くの方々と共有することは永原氏の遺志に沿うと考え、講演録および講座での配布資料をここに公開します。

 各回の講演冒頭部分は本ホームページで読むことができます。内容に興味を持ち、続きが読みたいと思った方は、講演録全文をダウンロードしてください。著作権は永原実氏に帰属しますが、個人で読んで楽しまれるのはもちろん、勉強会や授業の資料等にご活用いただいても構いません。

 

「永原実歴史講座」管理人